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悲しみは海より碧く、深く〜suicide story〜

父の自死。私の人生。新たな命。苦悩、喜び、葛藤、そして生きるということ、死ぬということ。

「ご自愛ください」の言葉に含まれる意味

「ご自愛ください」 自死遺族になってはじめて言われた言葉で、私もメール等で使うようになった言葉。 はじめて言われたのは、遺族会で知り合った遺族の方からでした。 (※厳密にはその前からSNSでは交流はありました) とても違和感がありました。 第一に、全…

大切な後輩の自死

私は父以外にも、親しかった後輩も自死で亡くしました。 父の自死から2年後くらいでした。 私が部活に勧誘し、私のもとで育った後輩でした。 とても生意気で、態度もでかく、口の利き方も悪く。 しかし礼儀を守るべきところではしっかり守り、先輩を立てると…

悲しみは続〜くよ〜、ど〜こま〜で〜も〜♫

悲しみは消えません。 それは何年経っても消えることはありません。 とき薬なんてありません。 いえ、効くものと効かないものがあると言ったほうが正確かもしれません。 人は忘却する生き物だからこそ、生きていけるですが、忘却できないものも確かに存在し…

突如あの日からできた、今までになかった「死」という選択肢

誰もが一度や二度、死にたいなぁなんて思ったことはあると思います。 思春期の頃なのか、青年期のときなのか、それは人さまざまです。 恋でなのか、 親や兄弟との喧嘩なのか、 友だちとの喧嘩のか、 学校でのいじめなのか、 テストの点が悪くて親に見せたく…

コンビニ人間

2016年、第155回芥川賞を受賞した「コンビニ人間」著村田沙耶香。 遅まきながら、読んでみました。 小さい頃から人と違う感性を持ち、それを出してしまうと周りから異物として見られてしまう女性の話し。 小学生のとき、喧嘩していたクラスメイトを「誰か止…

今更感がありますが 清水富美加の出家について思うこと。

もうだいぶ下火になりましたが、先日までゴシップメディアを賑わわせた「清水富美加 出家問題」。 headlines.yahoo.co.jp 芸能ニュースに果敢に飛びついていこうという気は微塵もありませんが、 この出家騒動には少し思うところがあるので、ブログで取り上げ…

ポジティブな人がとにかく苦手、だってそれを押し付けるから

ポジティブな人もいればネガティブな人もいます。 そしてそれは人生の肯定感に繋がりやすくもあります。 コップに水が半分入っている状態で、 もう半分しか入っていないと思うか、 まだ半分も入っていると思うか。 これでポジティブかネガティブを計るような…

読んでくださる方がいる、そして私の想い

ブログを書き公開している以上、読んでいる方がいるのは当然です。 しかし読んでもらいたいと思ってもなかなか読者がつかない人も多くいます。 自分のプライベートを開示して注目されたい人、アフィリエイト等の商売目的、お役立ち情報(これも商売に繋がる…

自死遺族は仕事が限られる それは生きる範囲も限られてしまうという話

大切な人の自死の衝撃は計り知れない。 まして第一発見者になってしまえばその衝撃は悲しさや喪失感だけでなく、物理的ではないのだけれど、表現としては物理的なダメージを心身に受けるといった表現が近いかもしれません。 どんな人でも、日常生活でいきな…

「迷惑」って一体なんなのだろう?

子供の教育方針で「迷惑をかけない」ということを言う人が多くいます。 とにかく人様には迷惑をかけるなと。 でも「迷惑」って一体なんなのだろう? 人が嫌がること? 公共のルールを守れないこと? でも人が嫌がることってあまりに抽象的でわかりません。 …

自死遺族の先輩

先輩後輩という概念が強い日本。 とにかく年功序列で、ただ年だけが、年数だけが長いだけで、たとえ能力に欠けていたとしても威張り散らす人が多い日本。 そんな先輩後輩を自死遺族にあえて持ち込んで、私が感じたことを書いて見たいと思います。 自死遺族の…

信じるものは救われない社会。

本当に本当につらくてつらくて。 そんなとき人は誰でも藁にもすがる思いで、目の前に差し出された手に飛びついてしまうことはあるはずです。 やはりり弱った心では正常な判断はできません。 もしそこに精神安定剤とか飲んでたらほぼ思考は働きません。 甘い…

人が死ぬことは問答無用につらい 日本の排他主義社会では順番通りの死でなければ…

人は誰でも死にます。 事故や急な病気以外では、年を召した人から順番に亡くなります。 ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん おじいちゃん、おばあちゃん お父さん、お母さん 2016年の日本の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳です。 出産の全国平均年…

自死遺族を盾にするさもしい人間、それはわたし さもしいわたしへの戒め「病者の祈り」、「つもり違い10ヶ条」、「自分の感受性くらい」

病者の祈り ~ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれた一患者の詩~ 大事を成そうとして 力を与えてほしいと神に求めたのに 慎み深く従順であるようにと 弱さを授かった より偉大なことができるように 健康を求めたのに よりよきことができる…

自死遺族が抱く死者への「怒り」

自死遺族が他の遺族と決定的に違うことに「怒り」があります。 自死遺族といいましたが、正確には「多くの自死遺族は」が正しいです。 その怒りとは、亡くなった人へ向けられたものです。 通常こういった感情を死んだ当事者に向けることはありません。 生前…

大切な人を自死で失ったばかりの人へ

きっと混乱しているでしょう これをしなさいということはありません。 感情を赴くままに出すことが大切です。 失った悲しみ 自責の念 後悔、悔やみ 怒り 不安 パニック さまざまな感情が入り混じり嵐のような状態なはず。 大丈夫、その嵐自体は次第に治るか…

自死遺族と仕事

仕事は生活する上で欠かせません。 仕事が好きな人もいれば嫌な人もいます。 仕事が好きな人のほうがきっと圧倒的に少ないでしょう。 たとえ好きなことを仕事にしたとしても、人間関係や通勤、残業、給料など悩みは尽きないものです。 しかし自死遺族にはさ…

何度も心を癒やしてくれた「Goose house」

先日のブログでKOKIAを紹介しました。 この人の歌に心奪われ、涙したという内容でした。 落ち込んでいるとき、どうしても気分が滅入ってしまうとき。 誰でもそんな日はあります。 大切な人を失った人の場合、その人を亡くした命日やその人の誕生日が近くなる…

フラッシュバックで一瞬であの瞬間に振り戻されるPTSD そしてあのシーンを何度も何度もリアルに再体験する

こんな記事がありました。 headlines.yahoo.co.jp 自死遺族の中にはPTSDの人も多くいるはずです。 大切な人の自殺の現場を目の当たりにすれば、PTSDになる確立が高くなるのは当たり前だと思います。 自分でほとんどコントロールすることなく、当時の光景が頭…

警察の現場検証は大切な人の自殺を目の当たりにしたばかりの私にはきつすぎた

父を下ろした私。 私の仕事が消防ということもあり、心肺蘇生も試みました。 しかしそれは絶望の中でのものでした。 死後硬直が始めっているのがすでにわかっていたからです。 でも僅かな希望を持ちながら下ろしました。 なぜならまだ腕や手に硬直はなく、少…

自死遺族になって、本当に本当につらかったとき出会った本当に本当に心に染み涙した歌

誰もがお気に入りの歌があるはずです。 その歌には大抵何かの記憶がリンクしているのではないでしょうか。 初恋の歌 失恋の歌 友情の歌 受験で励まされた歌 結婚式での歌 好きなドラマやCMでタイアップしていた歌なども耳に残ることが多いのではないでしょう…

自死遺族の会に参加して、ショックだったこと

当時はmixiが大盛況でした。 その中で自死遺族のコミュニティがあり、私が遺族なってから1ヶ月経たないうち、承認してもらい加入しました。 個人的に仲良くなった人と連絡を取り合い、遺族の集いをやるということで、初めて他の自死遺族の方とお会いしました…

宇多田ヒカルだけじゃない 自死遺族の芸能人を見て思うこと 

華やかな芸能人。 地位も名誉もお金も全て手に入れているように感じてしまうの。 でもこれはテレビを通して作られた虚像。 少なくない芸能人はこの作り上げられた自分と、本来の自分の乖離で苦しんでいるんだろうと推察できます。 だからさまざまな解散や活…

自死遺族でもある宇多田ヒカル アメリカと日本の間で揺れ動くアイデンティティ そして私

宇多田ヒカルが8年半ぶりのアルバム「Fantôme」を発表しました。 人間活動に専念するということで、長い間活動休止していました。 lite-ra.com 彼女のアルバムには自死した母への思いで溢れていました。 きっと彼女自身母になって感じたことも増えたに違いあ…

【苛立つ社会】通勤電車の人身事故

通学、通勤電車を利用している人は誰しも一度は経験があるだろう人身事故。 朝の時間のないときに人身事故が起こり、立ち往生や人混みで溢れるホームと超満員の電車。 学校や会社についてときにはもう疲労困憊。 せっかくの帰宅時間にも…。 それが一度だけで…

プロの職業人でも自殺現場で心壊すことも

自殺現場の第一発見者。 それは家族だけではありません。 もっとも機会が多いであろう職業は消防と警察でしょう。 その次は電車の車掌さん。 また病院でも全国で年間60〜70件程度あり、医者や看護師が遭遇するケースもあります。 この中で日頃から人の生死に…

【元消防士が思い痛ましい外苑アート火災のこと】子を失う悲しみ、子を救えなかった絶望感

神宮外苑火災事故 とても痛ましい事故が起きました。 芸術祭のアート作品の中で子供が遊んでいるときに突如火災が発生し、火のまわり、勢いは激しく、目の前で父は息子を助けることができず…、鎮火したあと、展示物をどかしたその下には焼死した息子が…、そ…

自死遺族になって困ったこと

お墓 親族は九州なのでお墓はありませんでした。 仕事 不眠、倦怠感、焦燥感、不安など完全にうつ状態。忌引休暇で数日休み担当していた大きなイベントを遂行したのち、完全にダウンし休職。 友人関係 優しい思いやった言葉なのに、それに深く傷つき、むやみ…

自死遺族

自殺で家族を亡くした人のこと。 基本的には恋人や友人などは当てはまらない。 この定義づけは何故必要なのか。 それは自死遺族の会・集いに関係があります。 基本はクローズドな会が殆どです。クローズドな会とは家族を自殺で亡くした人だけしか参加できな…

人が死ぬのは問答無用につらい

人は必ず死にます。普遍の真実です。未来はわかりませんが。 変わる可能性があるのなら普遍ではないですね。 しかし今現在の認識では、生命がいつかは必ず死ぬのはやはり普遍の真実です。 そして基本的には年老いたものから亡くなっていきます。歳をとれば体…

いじめ

いじめで命を自ら絶つ子供たち。 とてもつらい。 死ぬくらいならやり返せ 死ぬくらいなら学校やめろ 死ぬくらいなら親に言え こんな言葉が踊ります。 そして中には、「私はそうやってやり返した。そしていじめられなくなった。だから死ぬくらいならやり返せ…

天気の良い日はそれだけで嬉しいが、天気が良いのに落ちてるとさら落ちる

自死遺族の中にはメンタル的な不調をきたす人が少なからずいます。 それは特別なことではなく、大切な人を突然失うという衝撃の大きさからくる、心の防御反応だったりします。 PTSDやパニック障害、うつ病などの病気から、病気ではないけどメンタル的な不調…

悲しみの種類、重さ、深さは…

人はいつか必ず死ぬ。 そして亡くなり方はさまざま。 大往生、病気、事故、他殺、そして自殺。 それぞれにそれぞれの悲しみがあり、受け止め方がある。 関係性や年齢も受け止め方には大きく関係する。 あの人は若かったからかわいそう、となりがちだけど50年…

私の幼少期

父と母はサラリーマン。 私は保育園だった。 いつもお迎えは最後だった。保育士さんも先に帰るくらい最後だった。 園長先生と二人で、お部屋の電気は消された保育園の玄関で、お迎えを待っていた。 「昨日怒られ、いい子じゃなかったから、もうお迎えには来…

その日は突然やってきた

父の死。 まだ40台だった父。 誰にも好かれリーダーシップに溢れ、スポーツ、仕事も一流だった。 子供のとき、学校の授業参観では友達の女子から大人気だった。自慢の父だった。 そんな自慢の父が突然逝ってしまった。 自分の結婚式の翌月に…。 そこから人生…