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悲しみは海より碧く、深く〜suicide story〜

父の自死。私の人生。新たな命。苦悩、喜び、葛藤、そして生きるということ、死ぬということ。

フラッシュバックで一瞬であの瞬間に振り戻されるPTSD そしてあのシーンを何度も何度もリアルに再体験する

こんな記事がありました。

headlines.yahoo.co.jp

 

自死遺族の中にはPTSDの人も多くいるはずです。

大切な人の自殺の現場を目の当たりにすれば、PTSDになる確立が高くなるのは当たり前だと思います。

 

自分でほとんどコントロールすることなく、当時の光景が頭のなかにフラッシュバックし、あたかもその現場にいるような体験をします。

 

そのトリガー(きっかけ)はさまざまあり、似たような状況に遭遇したり、気分や体調の良し悪しでフラッシュバックが起こったりします。

 

フラッシュバックが起きると、気分が落ちるとかそういうレベルではなく、パニック症状やうつ状態を引き起こします。

 

何度も何度も地獄絵図のシーンを再体験させられます。

 

これは自死遺族に限ったことではなく、消防や警察、自衛隊など人の酷い死を目の当たりにする現場に多くあります。

 

職場ではPTSDへの対策が取られますが、ほとんど形だけです。公務員ですから形だけPTSD対策したよっていう実績が欲しいだけです。本当にPTSDになった人は結局辞めざるをえません。そういう職場なのですから仕方のないことなのかもしれませんが…。

 

しかし公務員には失業手当はないので、基本的に失業した瞬間からお金は一錢も入ってこず、生活が一気に困窮します。

 

なぜ失業手当がないかというと、公務員は犯罪行為を行わない限り首にはなりませんし、組織が倒産することもないからです。(夕張みたいなケースはありますが)

 

辞めていく人は地方公務員法で懲戒解雇された人か、自らの自由意志で辞めていく人だけだから、保険はかけなくともいいというわけです。

 

しかし実際は疾病等で辞めざるをえない人は多くいます。手厚い病休や休職制度がありますが、結局PTSDなどコントロールし難い病気の場合はやはり辞めるしかありません。「人の死」でPTSDになったのだから、「人の死」に原則接することができなくなります。

 

たとえ現場から外れて内勤の事務職なっても書類上で「人の死」に接することは多くあります。イベントなどで市民への指導で、人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生法を行うことさえできなくなる人もいます。

 

そうなるともはや必要のない人材です。組織からは不遇の扱いをされ、その上でPTSDと戦わないといけなくなるわけです。そして失業保険に入っていないので辞める選択肢はほぼなくなります。

 

満足に働くこともできず、辞めることもできず、PTSDも良くならない。

もう選択肢としては「自ら死ぬ」しかなくなってしまう人がいても全く不思議ではありません。

 

もちろん民間でも失業保険があっても病気を抱えながら辞めることは困難を極めます。

民間では病休や休職制度を大手以外はまともに使わせてくれないところがほとんどです。また非正規や派遣社員、アルバイト、パートタイマーなど正社員以外の雇用形態の人は尚更です。出産で休むだけで辞めざるをえないところさえ珍しくありません。

 

日本では一度外れたレールから再スタートを切りにくい構造です。(幼少期からレールを外れていた私ですが…)

そういった息苦しい社会構造が自殺大国にしてしまっている大きな要因の一つだと思います。

 

PTSDに苦しんでいる人に一刻も早い根本治療ができることを切に願います。

 

話が飛び飛びになってしまいました。