悲しみは海より碧く、深く〜suicide story〜

父の自死。私の人生。新たな命。苦悩、喜び、葛藤、そして生きるということ、死ぬということ。

天気の良い日はそれだけで嬉しいが、天気が良いのに落ちてるとさら落ちる

自死遺族の中にはメンタル的な不調をきたす人が少なからずいます。

 

それは特別なことではなく、大切な人を突然失うという衝撃の大きさからくる、心の防御反応だったりします。

 

PTSDパニック障害うつ病などの病気から、病気ではないけどメンタル的な不調の抑うつ状態など人によって状況は千差万別です。

 

ストレス社会の中で、自死遺族でなくても多くの人が不眠等のメンタル不調をきたしているのは容易に想像がつきます。

 

むしろ一切のメンタル不調がない人の方が珍しいのではないでしょうか。

 

メンタル不調は天候にも大きく左右されます。

日照時間、寒暖、晴れ、雨、雪など。天気が良く青空が広がっていると誰でも気分がいいものです。

 

逆に日照時間が少なく、寒く、天気も良くなければ、気分も晴れません。そんな日が続くと気分が滅入ってしまうのも仕方のないことです。

 

それは人間だけでなく、動物たちも同じです。

 

私自身もPTSDを抱えています。PTSDからの鬱やパニックがひどかった時期もありました。いまはほとんど症状はありませんし、薬も一切飲んでいませんが、やはり天候やストレス等でフラッシュバックが起きることがあります。

 

一瞬にしてあの日のあの時の、あの地獄のような場面に連れ戻されてしまいます。感情もすべてあの日のものになってしまいます。

 

自分でしっかり落ち着かせる術はあるのですが、数時間は激しく落ちてしまいます。

 

天気が悪い日は、そんな日もあるさと開き直って落ちますが、晴天の気持ちのいい日に落ちてしまうと、こんなに気持ちのいい天気の日に一体何やってんだと自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

冬は灰色の景色で嫌いです。梅雨は雨ばかりで嫌いです。夏は命日なので嫌いです。春は唯一穏やかに過ごせる希少な季節です。

 

でも冬のツンと冷え切った空気、夏の抜けるような青空、梅雨の紫陽花。本当はどれも大好きです。

 

不調不調と嘆くことなく、なるべく外に目をやり、季節をたくさん感じ、豊かな四季に感謝し、あの人のいなくなった世界の美しさを見ていきたいと思っています。